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2022.2.18
新築一戸建でのフローリング・水廻りコーティング(2022.2.18)
今回は少し前の仕事になりますが苫小牧市の新築一戸建でのフローリングと水廻りのコーティングを紹介させていただきます。
実際の施工の話をする前に別件でフローリングについてお客様から問い合わせをいただいた話をさせていただきたいと思います。
例その1
1年近く前にお付き合いのあるリフォーム会社のA氏(仮名)から電話でお問合せいただきました。
A氏「中古のマンションを購入されたお客様でフローリングにコーティングをしたい方がいらっしゃるので見積ください。」
御依頼いただい通りに見積をお送りしたのですが、その後連絡が来ないのでしばらくしてから確認の電話をしたところ
A氏「購入されたマンションを見に行ったらフローリングは新しい物に張り替えていたのでコーティングできないとお話にした。」
私「新しいフローリングでもコーティング出来るんですよ。」
A氏「・・・・・・・・・・」
「もう引っ越して家具入れてしまいましたからね。・・・・・・・・」
例その2
次は比較的最近の話ですが、在宅のお客様(B様仮名)から直接電話をいただきました。
B様「部屋を増築したのでワックスを塗ってほしい。」
翌日現場を見に行き、10畳強のスペースでしたがワックスではなくコーティングをお勧めしたところ、興味を持ってくださり、うますぎるぐらい話がとんとん拍子に進み注文をいただきました。
ところが施工予定日の前日にB様から電話がありました。
B様「工事を頼んだ業者が増築した部屋のフローリングは既にワックスを塗っている床材だからワックスもコーティングも必要ないと言っているのでキャンセルしたい。」
例その1は引っ越してしまったのももちろんですが今更間違いでしたという訳にもいかないですし、例その2は後述するコーティングをする利点等を改めて説明しましたが、どちらもキャンセルという事になってしまいました。
新築のフローリングのコーティングの説明をする前にこの様な例を説明させていただいたのはリフォーム会社や不動産会社の営業の方でも新品のフローリングや水廻りにコーティングする事は意味ないと考えていたり、新築にはコーティングを施工する事自体できないと思い込んでしまっている方が多くいらっしゃるという事を知っていただきたかったからです。
そもそもコーティングという技術はフローリングにしても水廻りにしても新築(新品)に施工するために開発された技術です。
弊社の加盟しているおそうじ本舗のグループでコーティングを約15年前に始めたきっかけがおそうじ本舗のお客様で
「掃除してきれいになった状態を維持する方法はないのか。」という要望がきっかけだったと聞いてますし、後発なので他社と差別化をするために中古・在宅で基本的に一日で仕上げるコーティングに力を入れてきたのですが新築で施工するのが一番であるのは変わりありません。
また例その2でB様が仰っていたワックスしてあるフローリングというのは、現在主流となっているワックスフリーとかノンワックスと呼ばれている床材なのですが、ワックスを塗らなくていい、または塗れないフローリングという事ではなく、ワックスを塗らなくてもある一定の期間は綺麗な状態を保てる様な加工をしている床材という事です。その加工にしても長く見ても5〜10年で効果は失われるのでその後はワックスやコーティングを施工する必要が生じます。以前にリフォーム会社の説明会で同席した大手床材メーカーの方もそういう話をされてましたし実際に床材メーカーでもそれ専用のワックスを販売しているそうです。
ですから表面の加工が残っている綺麗な状態のままコーティングしてしまおうと考えてくださるお客様も数多くいます。
その事を理解されているハウスメーカーや引越し業者でお客様との契約時のオプションとしてコーティングをメニューに入れている業者も数多くおりまして、こちらもそういう流れで御依頼いただいた案件の一つです。
前回にご紹介したフローリングのコーティングはやや光沢の強めなフロアシールドSKでしたが、この案件は光沢が控えめで自然な仕上がりなフロアシールドSⅡを施工いたしました。お客様の希望により選んでいただきますが、大まかに分類すると私より上の世代(私は1969年生まれです。中日立浪監督、Mr.Children、森高千里等が同学年です。)は光沢を強めな床を好み、若い世代のお客様は艶のない床を好む傾向があります。
こちらのお客様は若い方でしたがお会いする前に電話で確認するとサンプルも何も見てもいないのに、
「光沢のないのにして!」と即答でした。
私より上の世代の方、特に女性の方でワックスでフローリングを光らせるのに情熱を傾けた方が多くいる事にも影響があるのかと思いますが若い方が光沢を好まない方が多いのは何故でしょうね。
昔、お世話になった不動産会社の営業の方で
「バブルの抑揚を知っている世代は光沢のある床を好む!」
と力説している方がいらっしゃいましたが果たしてバブル景気と床の光沢の関連性はあるのでしょうか?
皆様どう思われますか?
施工前の浴室の状況。
浴室施工後の状況。こちらも新築用のナノGコートですのでフローリング同様、光沢を抑えた自然な仕上がりとなっております。
キッチン・浴室・洗面台・トイレの水廻りに施工。自然仕上がりのナノGコートですので見た目の風合いはあまり変わりませんが、施工する事により、防汚効果の他に、抗菌・防サビ・防キズ・撥水効果も有しますので、当面のお掃除は楽になります。
新築のうちにコーティングをするという事については新居を購入する事やリフォームする事は言うまでもなくそれ相応の費用がかかる事ですから予算面の問題もお客様の考え方(5年位経過してからその後のお手入れをどうするか決めるという選択肢)もあると思うので最善だと断定する気はありませんが決して悪い策ではないと思います。
実際、ワックスフリーのフローリングの部屋に住むお客様で入居してから10年程度経過したが、本人の思い込みか業者から誤った情報を伝えられたのを鵜呑みにしてしまったためかワックス等のお手入れをほとんどしなかったらフローリングがすっかり燻んでしまったので綺麗にしたいという理由でコーティングを依頼してくださるお客様が毎年何人かいらっしゃいます。
新品のうちにコーティングをする事にご興味のある方は是非お気軽にお問合せください。
これまでは水廻りの施工事例を紹介させていただきましたが、今回はフローリングのコーティングを紹介させていただきます。新築時にコーティングを施工するお客様も多くいらっしゃいますが在宅で依頼をいただくケースも多くございます。
お客様からフローリングのワックスが所々剥げてしまいきれいに出来ないかと相談を受けたリフォーム会社の担当者からコーティングを提案していただきました。お客様は居住されて10年程度らしいですが先住人が施工したリビングのワックスが剥げてマダラになった状況でした。お客様の希望で廊下とリビングの一部とキッチンのみの施工となりましたが光沢が多少あるコーティングを希望されたためフロアシールドS Kでの施工となりました。
フロアシールドSKは10年耐久で5年保証(コーティングの擦れ・剥がれ・濡れ漏れに対して)としております。
コーティングを施工した事によりリビングのワックスがマダラになっていた事が解消されただけではなく全体的に綺麗になったとお客様にも満足していただけました。
2022.2.14
リニューアルコーティングにより昭和の浴室を再生(2022.2.16)
前回は新築への施工例をご紹介しましたが痛みが目立ってきた中古物件の蘇生にもコーティングはとても有効です。
フローリングも水廻りも築10〜20年程度が効果的とお話ししておりますが、状態によっては更に年数の経過した物件を蘇生した実績もございます。
今回ご紹介するのは昨年夏に施工した浴室です。お客様からは、「30年経っている風呂だけど施工できるか?」といった問い合わせでしたが訪問してみると昭和55年(1980年)から使っている浴室でした。幸い痛みが進んでなかったのでこんな感じで施工出来お客様には喜んでいただけました。
20年を超える物件は状態によってはコーティングを施工しても綺麗に仕上がらないケースが多いですが本案件の場合は経年による痛みも少なかったため成功した事例です。